ぬーとぴっく

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2020年秋アニメ感想文その1

これまでの人生では1クール1-2本程度しかアニメを観ていなかった僕ですが、2020年秋はなんと10本以上もリアタイで視聴しました!
濃厚な視聴体験がとても楽しかったというこの感覚を薄れさせたくはなかったので、このたびブログを開設して、今期アニメの感想文を書いておくことにしました。
感情を文章に書き出すという経験自体がこれまた初めてなので、見苦しい部分もあるかと思いますがご容赦ください。
最終話を観終わったものから順番に書き出していきます。


這いよれ!ニャル子さん

木曜24:00-24:30 (再放送)

2012年のアニメなのに、2020年のアニメたちのなかに置かれても違和感がない作画!
ちなみにニャル子さんは初見。

大丈夫かそれw と思ってしまうほどに詰め込まれた他作品のパロディたちには大いに笑わされた。
世代的に自分に理解できるネタが多かったのも楽しめた一因。
特に第1話は「うお〜!今週のニャル子さんも面白かった〜」
と思ったらまだAパートだったくらい、ハイスピードな物語の展開で、とても好みだった。
他だと第10話の宇宙チャイルドガーディアンのくだりでずっと爆笑してた。

コメディ要素がとてもツボにハマった一方で、ラブ要素はいまいち入り込めなかった。
もともとラブのストライクゾーンが狭い人間なので、仕方ないね。
TL がハス太くん推し一色に染まっていたのは面白かったけど。

余談だけど、僕の勝手な主観ではニャル子さんの代表曲は
恋は渾沌の隷也」だと感じていたので、1期のOPじゃないことに少し驚いた。
2期のOPらしいね(wikipedia調べ)

恋は渾沌の隷也

恋は渾沌の隷也

  • provided courtesy of iTunes

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2021年冬にでも2期をやってくれないかな、続きも観たい。 


魔女の旅々

金曜22:30-23:00

作画良いし、キャラも可愛い!!!
魔法を使ったアクションシーンの気合いの入りようは凄かった。
……けど、シナリオが自分の中で低評価だった。
シナリオが好きじゃないことは最初の数話(4話分くらい)観た段階で悟ったけど、オムニバスっぽいし、自分に刺さる話も1つや2つあるだろと思って視聴を継続。

結局、最も楽しめたのは11話で、次いで1話と12話という結果になった。
特に11話みたいな、勢いで押し切るわちゃわちゃした話は、観ていてとても楽しかった。
この作品のメインキャラは破天荒な性格のキャラが多いし、このアニメの絵の雰囲気にも合っているようにと感じた。
あと、11話のイレイナの服装がかわいいね!

webnewtype.com

自分がこの作品に適合できなかったポイントの1つに、
どうして旅の最中にイレイナの内面的な成長に焦点を当てなかったのか、
が分からなかった点が挙げられる(特にイレイナ以外のレギュラーキャラが出てこない回)。
1話で描かれた旅の始まりを見たとき、イレイナはとても旅に憧れていたわけだから、旅先で起こるたくさんの出来事に心を大きく動かされながら成長していくのかな…!と思っていたのだけど、あんまりそんなことなかった。
旅先で出会うほとんどの人々には積極的に関わろうとしないし、旅先に影響を与えていく描写はあったものの、イレイナが影響を受けた描写は少なかった。
むしろ、本当に旅を楽しんでる?と尋ねたくなるくらい。
(逆に、積極的に関わって、イレイナの心に何かが残る描写がある回は好きだった)

このような描写になってしまったのは、もともとイレイナがドライな性格をしていたせいなのか、それとも他の媒体では内面が描写されていていたがアニメでは端折られているせいなのか、ちょっと気になる。

もしかすると、イレイナが本心を伝える相手がその場にいなかったせいで、イレイナの本心が明らかにされないままだったのかもしれない。
そういう意味では、もし2期があるとしたら、旅の相方ができるっぽいので、イレイナたちの感情をもっと把握しやすそうで嬉しい。

僕としては、各旅先でイレイナがどんな気持ちになったのか詳しく知りたかったし、ちゃんと描写した方が視聴者の胸を打つ作品になっていたと思う。 

トニカクカワイイ

金曜25:05-25:35

原作を1巻だけ読んだことがあって、面白かった記憶があったから視聴。
観ていて(ギャグパートにしては)テンポが遅くない?と思う回があったのがちょっと残念だった。
でも、それはナサ・司の2人の距離やテンポを表現したものだろうから、僕に合わなかっただけなんだろうね。ごめんなさいという感じだ。
一方で、要や千歳が出てくる場面のテンポ感はとても好きだった。
あれ、自分、勢いのあるギャグが好きなだけかもしれん…

あとは、これは物語の構造上仕方ないんだけど、司側が何を考えているかよく分からなくて、感情移入しきれない場面もあったな。
これは司の出生などの謎が明らかにされていけば分かってくるものだと思うので、気が向いたら原作を読むかもしれない。
自分で読むテンポをコントロールできるので、そちらの方が楽しめるだろうし。

憂国のモリアーティ

日曜22:30-23:00 (分割2クールの前半)

とても良かった。
モリアーティ vs ホームズ、激アツなんだよなぁ〜〜

モリアーティは、善か悪かでいえば悪だろうけど、その思想を育んだ背景にある生い立ちや環境を何話もかけて丁寧に描写しているおかげで、犯罪まがいの行為の数々に圧倒的な説得力が感じられる。
元ネタは当然シャーロックホームズが主人公なことを考えると、悪役側であるモリアーティに感情移入させるような描き方は見事。

モリアーティ、信条的には決して相容れることのないホームズを自分の計画の駒にしているし、ラスボスの風格がすごい。
特に第10話で「Catch me if you can, Mr.Holmes」とモリアーティがホームズを煽るところとか、ゾクゾクした。
2人の熱いバトルが展開されるであろう後半も楽しみ!

憂国のモリアーティファンの友人曰く、原作の推理小説をかなりリスペクトした上で独自解釈を加えた作品になっているとのこと。

推理小説は小学生の頃に読んだきりで詳細は忘却の彼方なので、また読み返したくなってくるね。

魔王城でおやすみ

めちゃくちゃ面白かった!!!
9割は元気にギャグやってるのに、残りの1割で心揺さぶるハートフルな物語に引き込んでくる作品、大好き!!
たまにギャグパートとそんなに関係なく良い話を持ってくるギャグ作品もあるけれど、この作品は違う。
ファンタジーのテンプレに従うのであれば勇者がさらわれた姫を救いにくる話になるであろうところを、魔王城でのドタバタを通じて姫が魔物たちの優しさを感じとって「そうではない」方向に舵が切られていく。
本編の9割を占めるギャグも、姫と魔物たちの信頼関係を築く上で不可欠な、日常の積み重ねになっている。そういうところが僕はとても好き。

 
最終夜の締め方も見事だった。
自ら魔王城に帰っていこうとするところも勿論だが、姫の民衆へ向けた演説もよく聞いてみると
「(魔物たちの)近くでその想いに応える」
「魔族と人間の関係を(和解の方向へ)導く」
「今後も共にあろう(魔族と人間が)」
などと、民衆視点では帰還の挨拶として読み取るだろうけども、確かにここまで12話かけて育んできた魔族と人間を和解させたいという姫の想いが読み取れるようになっている。
原作漫画が連載中なことを考えるとこれ以上ない終わり方のように感じられた。


あと、魔物たちもかわいいやつらがいっぱいいたね。
メイン張ってるキャラだと、レッド・シベリアン改が1番好き。イッヌ好きだし。12話で飼い主においていかれて悲しい気持ちになっているレッド・シベリアン改、かわいすぎるだろ...!!!!
ゲスト的な感じで登場しているキャラだと、さっきゅんが好き。CV: 小澤亜李 さんでかわいくないわけがない。いつもお口を逆三角形に開けてアホそうな顔してるし(褒め言葉)、よく雑魚ムーブの結果涙目でプルプル震えているし!完全に萌えキャラのムーブ。

news.mynavi.jp

 

こんな感じで結構気に入ったアニメなんだけど、最初から観ていたわけではないのよね。
OPをリリース日にApple Musicで聴いているのを#nowplayingツイートしてたら、このアニメを観ている友人に薦められたのがきっかけ。

快眠!安眠!スヤリスト生活

快眠!安眠!スヤリスト生活

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

 

曲自体の中毒性が高くて気に入ったこともあって入門してみたんだけど、大正解だった。

最終話まで終わってから改めてOPを見てみると、短編集的な感じになっている本編の内容がギュッと詰め込まれていて、楽しかった日々のアルバムをめくっているような良さがある。
歌詞にも本編の要素がこれでもかってくらいに詰め込まれているね。

きっとこの曲を聴くたび、あるいはこのOPを観るたび、このアニメ良かったな〜と思い出すと思う。

 


以上、初ブログを勘で書いてみました!

HTML 何も知らないから「見たまま編集」とかいうサポートがあって助かった。

今回は著作権関係でビビった結果、欲しい画像はニュースサイトで貼り付ける感じにしておきました。こういうのどれくらい気にしたらいいのかよく分からないので、先人たちのアドバイスがあるとありがたいです。

それでは、今週末の最終話ラッシュも楽しんでいきましょう!

(その2に続く)

snowp11.hatenablog.com